imash の日記

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2020年に読んだ本ベスト3

今年は本当に本を読まなかった。ここ20年くらいで記憶にないくらい読んでいない。

なぜか。

最も大きな理由は、コロナ禍で全く外食をしなくなったということ。2月の後半から一度も外食をしていない。

一人で外食するときに何をしているかというと、黙々と読書をしている。ファミレスだろうと居酒屋だろうとバーだろうとこのスタイルはもう何年も続けているのだが、今年は完全になくなった。結果として全然読み終わった本がない。結局、ほとんど王将とガストとビアバーで本を読んでいたということが明らかになった1年だった。

そんなわけで、3冊すら選べません。そこそこ面白い本はいくつかあったのだが、ベスト3にはちょっとという感じ。読みかけの本でめちゃくちゃ面白いのが何冊かあるだが、それは来年か再来年(!?)に。技術書はここには入れない方針。小説やエッセイすら読んでいないというかなりひどい状況で、しょうがないので漫画から1つ入れた。

ちなみに過去のはこちら:「2019年に読んだ本ベスト3」、「2018年に読んだ本ベスト3」、「2017年に読んだ本ベスト3」。

 

1.記憶する体/伊藤 亜紗

2017年に続き、伊藤亜紗さんの本を選出。現在の自分にとっては経験しようのないエピソードが満載。この方の本はいつも勉強&刺激になる。封印された色のエピソードは自分としては結構強烈だった。あとがきにも書いているように、30年後の人類がこの本を読んだら「30年前の人類の体には、こういう感覚があったのだなぁ」とノスタルジーを感じるのかもしれない。というかそうなるように進歩させないと。『視覚障害、吃音、麻痺や幻肢痛認知症などをもつ人の11のエピソードを手がかりに、体にやどる重層的な時間と知恵について考察する、ユニークな身体論。』 

記憶する体

記憶する体

 

 

2.稽古場物語 《44部屋収録! 相撲稽古場図解》/佐々木 一郎

相撲報道やツイッターでお馴染みのイチローデスクの著書。各相撲部屋の細密なイラストと関係者へのインタビューに基づいた文章からなる本。どのイラストも圧巻なのですが、各親方がどのように考えて部屋の運営をしているのか俯瞰出来てとても参考なる。個人的には研究室の運営と相撲部屋の運営は結構似ていると思っていて、いろんな親方の運営方針や考え方などのインタビュー記事があったら必ず参考にと目を通すようにしていたので、この本はとても勉強になった。 

稽古場物語 《44部屋収録! 相撲稽古場図解》

稽古場物語 《44部屋収録! 相撲稽古場図解》

  • 作者:佐々木 一郎
  • 発売日: 2020/01/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

3.水は海に向かって流れる 1~3巻/田島 列島

田島列島さんの最新作が完結した。前作の「子供はわかってあげない」(上下巻)もかなりの傑作だった(ぶっ飛んでた)のだけど、今作もそれに匹敵するかそれ以上の傑作。このかたとても寡作なのですが、もっとたくさん読みたいです。  

 


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