imash の日記

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「合葬」

映画「合葬」を見た。

なんだか気持ち悪い感じで原作の空気感が台無しだと、見ているときは思っていた。しかし、改めて原作をパラパラめくってみると、あまり気持ちの良い作品ではなかった。どうも記憶の中で「閑中忙あり」と混じってしまっていたようだ。

そんなわけでで、謎な追加シーンとか意味不明なナレーションとか???なのも多かったが、おおかた原作をうまく映像化したのではないか、という気がしてきた。キャスティングも悪くなかった。あと、音楽がすごく良かった(調べたら「ASA-CHANG&巡礼」っていうユニットらしい)。

ただなぁ、昔の時代劇を見た直後だからか、どうしても映像作品としてのちゃちさを感じてしまうのだよねー。デジタル技術が普及してから映像の深みがどうしても出しにくくなっているのを感じる。美術・映像スタッフに結構なキャリアの人たちを揃えていてもああなるのだから、問題の根が深い気がする。


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