imash の日記

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おーこわ

宇宙戦争(宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD])を見る。雑誌とかの評判はかなり悪いが、かなりおもしろい映画だと思う。パニック映画を作らせたらスピルバーグは天才だね。ジョーズとジェラシックパークとETを足した感じ。これほど緊張を強いられる映画はなかなか無いと思う。ジェラシックパークでは足音とコップの水の振動だけで恐怖心を与えたけど、トライポッド発するの汽笛のような重低音を聞くだけでもう心臓がどきどきしました(本当に客席がびりびりと振動した)。あと、特に地下室に隠れているときに宇宙人の方が探索に来るシーン。もう息をするのも忘れてしまいます。まさしく息をのむといった感じ。一つ一つのシーンの演出がとてもよく練られていて、テンポもいいし、いい映画だと思うんですが、なんで評論家には受けないんでしょうね?ヒューマンドラマがいけないのかな?
よけいな説明的な部分はほとんど無く、ひたすら主人公の視点でもう何が起きているのやらわけ分からん状態で本当に恐ろしかった。説明がいらないのはそれだけ優れた演出だということでしょう。
スピルバーグはなにかのインタビューで「リアリティを追求した」といっていたが、実際宇宙からの侵略者に襲われたらこんな感じかも。もうなすすべもない、恐怖におののくのみ。あと人間の行動もパターンもよく描かれていたような気がします。パニックになると、人間、一方では自己中心的になってかと思うと逆に助け合ったり。映像的にも心理的にもかなりリアルだった。これは絶対劇場で見るべきですね。

名作との誉れが高い昔の1953年版もずっと見たいと思って見ていないので、これを期にレンタルで探してみるかな。あと、原作(1898年!!すごい!!)も読んでみたい(出来れば原語でトライ)。


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