imash の日記

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耳をすませば

宮崎駿の作品で一番好きなのは?と問われれば「ラピュタ」と答えるが、ジブリ作品で一番好きなのは?と問われれば「耳をすませば耳をすませば」と答える、大好きな作品です。DVD持っているのにテレビ放映を見てしまいました(しかも録画した)。


なんでこんなに好きなのかうまく説明する言葉が今のところ見つからないのですが、近藤喜文監督の柔らかい視点、観察力、がまずすばらしいです。ちょっとした”歩いているシーン”、”電気を消すシーン”、”座るシーン”などが何故かとても心地よいのです。普段からよく観察している人だなぁと感心させられます。脚本と絵コンテは宮崎駿らしいですが、細かい演出は近藤監督によるものでしょう。本当にすばらしいです。
近藤喜文の画集「ふとふり返るとふとふり返ると―近藤喜文画文集」と見ると、そんな日常のちょっとした仕草に対する鋭いけど優しい観察力を見ることが出来ます。


この作品には、冒険もチャンバラもなく、ただただ静かな日常が表現されているのですが、どこか非現実的な感じもします。たぶん登場人物が全員好人物だからなのでしょう。そこがこの映画を心地よいものにしているのだと思います。今見ると赤面しちゃうセリフの連続ですが、中学生くらいの時に見てたら、もっと影響を受けていたでしょうね。ホント、甘酸っぱいストーリーです。


いくつか大好きなシーンをあげるとすると、地球屋で時計が修理されて動くシーンをまずあげます。王子が窓から出てくるシーンで音楽ががらりと変わる瞬間。なんどみてもぞくぞくします。
もう一つは、雫と聖司がカントリーロードを演奏するシーンです。二人の演奏におじいさん達がタンバリン、チェロと加わっていくシーンは初めて見たとき衝撃を受けました。本当に大好きなシーンです。


最近のジブリの作品はイマイチ絵が堅かったり、色の柔らかさが無かったり、統一感に欠けている感じがするのですが、この作品の絵は完璧です。ホント個人的には最初から最後まで欠点が見つけれません。
近藤監督は数年前に無くなってしまったのですが、ジブリは本当に惜しい人材をうしなったものです。