imash の日記

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すんばらしい

北大合唱団現役の定演に行ってくる。ここ数年では一番のできだったのでは?
すばらしかったです。

1st ペッテション 山の小旅行 より

ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942)という比較的最近の作曲家の作品。
このステージは練習不足!!口が全然回っていなかったし、曲作りまで達していない印象。


2st 鈴木憲夫の「永訣の朝」

宮沢賢治のかの有名な「永訣の朝」をテキストに使った曲。結構有名な曲だとおもうが聞くのは初めて。それにしても長い曲だ。久しぶりに日本語がはっきりと聞き取れる演奏を聴いた気がする。


3st 長内先生指揮のステージ

ニーステットとトルミスの曲を2曲。
もう圧巻。
ボカリーズとソロが絡む箇所は鳥肌が立った。
これでもコンクール全国制覇出来なかったの?
もうこれ以上うまい男声合唱団はないと思うんだけど。


4st 千原英喜のリグ・ヴェーダ

テキストに古代インドの叙事詩である「リグ・ヴェーダ」を用いた曲。

しかし、これはとんでもない曲である。よくこんな曲を選択してここまでしあげたものである。

しかし、インド人っていうのはすごいね。3000以上前にこんなこと考えていたなんて。リグ・ヴェーダギリシア神話と同じような神話集と哲学的な内容からなる叙事詩。ここで使われている詩は哲学的なものが選ばれている。訳詞者の辻直四郎氏が「古代哲学詩人の到達し得た最高峰を示す」と著書で書いているらしい。アシモフキューブリックなんかも2001年を作るときに参考にしたんじゃないかなぁ。と、思わせる内容。

一部抜粋

その時、
無もなかりき、
有もなかりき、
空界もなかりき、
そを覆う天もなかりき。
何者か活動せし、いずこに、誰の庇護の下に。
深くして測るべからざる水(宇宙最初の物資・元水)は
存在せりや。

(略)

この創造はいずこより起こりしや。
彼(最高神)は創造せりや、あるいは創造せざりしや。
天の頂(最高天)にありて
宇宙を監視する者のみ実にこれを知る。
あるいは彼もまた知らず。


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