imash の日記

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ほっこん

北混(北大混声合唱団)の定演を聴きに行く。
夏に聞いたときに比べると格段に良くなっている。特に声質とかはかなり良くなっていた。一方、イマイチ声量がなさすぎるという印象は改善されなかった。あんなに人数いるのにあの音量はちょっと物足りない。

1ステ、信長の「初心のうた」。中高生向けだが、大学生でもぎりぎりOKといった感じの曲。わかりやすいし、メロディがきれい。2002年に初演されたとあるが、今後あちこちで演奏されそうな曲だ。あまり期待しないで聞いていたらすごく良かった。

2ステ、陣内先生による「ルネサンス複合合唱の響き」。最大12声までいくと聞いていたのだが、また、すごい曲を選択したものである。「どうやって練習したんですか?」ときくと、「いや、僕は手を振ってただけですよ」とか言ってたが、相当苦労したはずである。ロッティのクルティフィクスもやっていた。以前、同じ作曲家の同じ曲を札混で歌ったことがあるのだが、違う曲で一瞬焦ったが、冒頭の掛け合いはかっこよくてしびれた。

3ステ、千原英喜による「おらしょ」。”おらしょ(御誦)”(隠れキリスタンの祈りの言葉、一見ミサ通常文っぽいが意味はほとんど理解できない)をテキストとして扱った合唱曲としては、大島ミチルのがあまりにも強烈で、どうしてもそれと比較してしまうのだが、やはりあそこまでのインパクトはなかった。でもいい曲だとは思う。もう少し歌い手の気持ちが伝わる演奏をして欲しかった。なんかあまりにも冷静すぎてたのと強弱の変化が少ない(フォルテが弱いのが原因だと思うが)ので、ストレスがたまった。

大学3年の時に荻久保和明に委嘱・初演を依頼して同じように「オラショ」をやったが、そのときは逆に興奮しすぎて(特に自分も含めたトップテナーが)かなりまずい演奏になった。あの曲をいつかリベンジしたいものである。


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